こんにちは、多西送信所です。
今回は、東京都の多摩地方から、バス折返所の話題をお届けします。
多摩地方の中心的な駅の一つ、立川駅。JR中央線と青梅線、南武線に加えて多摩モノレールも乗入れます。
乗車人員数はJRだけでも、16万人を誇ります。
そんな駅の南口から発着するバス路線「立71」系統。西武バスと、小田急グループの立川バスが共同で運行する路線です。
沿線には大規模な集合住宅や団地が立地し、 1日を通して非常に多くの利用者がいます。昼間時はおおむね8分間隔、朝間時や夕間時は5分間隔です(共同運行なので、西武バス、立川バスそれぞれの運行間隔は、16分、10分となります)。
運賃は全線に渡って175円(IC運賃)。この地域で一般的な中乗り後払いとは異なり、前乗り前払い方式なので注意が必要です。
バス停検索の「路線図風に表示」のページでは、西武バスと立川バスに分けてご案内をしています。
この二つを見比べると、西武バスの終点は「新道福島」、立川バスは「富士見町操車場」と、それぞれ異なることがわかります。
どんなところなのか、実際に行ってきました。
まず、立川バスの操車場より遠くにある、西武バスの新道福島をご紹介します。
近くに用水路が通っている関係で、車両を駐車しておくスペースと、乗り場に別れています。
こちらが駐車しておくスペース。
乗り場には、上屋と自動販売機があります。雨天や、のどが渇いた時でも便利そうです。奥に見えるバスが駐車スペースで、この間に用水路が通っています。
注目したのは、乗り場の一角に止められている自転車です。バス停まで自転車で来て、そこからバスに乗る「サイクル&バスライド」と呼ばれる取組みが行われていました。
それでは、1.5停留所分立川駅寄りにある、立川バスの富士見町操車場ではどうでしょうか。
上屋はありませんが、自動販売機は置いてありました。また、こちらにも自転車駐輪場が設けてありました。
団地や集合住宅が沿線に立地しているというだけでなく、このサイクル&バスライドも、この[立71]系統の利用者が多い理由の一つではないかと思いました。
ここで疑問に思うのは、この路線意外にサイクル & バスライドの取り組みが行われているところはどれくらいあるのでしょうか。
調べてみると、この近隣では横浜市交通局、神奈川中央交通、三鷹市のウェブサイトに、「サイクルアンドバスライド」の記事がありました。意外とたくさんありそうです。
今後も、バス停の風景や、利用促進の取組みを、多摩地方からご紹介していきたいと思います。